意外と知られていない食育という言葉の語源

最近の日本では、ファーストフードやお惣菜のお弁当など数多くの出来合いの商品や、冷凍食品、レトルト商品がたくさん販売されています。

また、食の欧米化に伴い、野菜不足が問題になっています。

その反面、世界では、和食の良さが取り上げられ、和食ブームにもなっています。

古くからある和食というのは、野菜中心でバランスのとれた素晴らしいもので、食の大切さが世界でも重要視されている今日だからこそ、和食ブームが起こっているのも、決して不思議ではないことです。

日本でも、最近では、食育という形で、食の大切さ、和食の大切さを学ぶ機会が増えてきました。

この食育という言葉は、新しい言葉のように思いますが、意外と古く、語源は、明治時代のある作家の著作した本であることを知っている人は少ないのではないでしょうか。

食育という言葉が学校でも取り上げられるようになったのは、2005年に食育基本法という法律ができてからのことなので、まだ10年ちょっとしか経っていませんが、これほどまでに、すぐに広まったということは、それだけ、人の中に食の大切さというものに対する興味が強いということかもしれませんね。

食育という言葉の語源は、明治時代まで遡るということを知っている人は、どのくらいいるでしょうか。

明治29年と31年にある作家が著作した本の中に用いられたのが語源で、1903年に連載された人気小説でも引用されていて、当時こういった本に書かれていたものは、たんぱく質や炭水化物だけではなく、野菜を取ることの大切さ、何よりも食が大切だということが書かれていて、今日のバランスのとれた食事の土台になったともいえます。

この著書をある総理大臣が読んだことによって、食育という言葉が世に出てきました。

その総理大臣は、食が大切だということを演説でも話していたのだそうです。

そして、産地偽装などの事件が相次いだことをきっかけに、消費者の不安を取り除くため、平成14年に食育調査会が設置され、翌年の平成15年には、施政方針のひとつとして演説にも取り上げられ、一般にも広がりました。

平成17年に食育基本法が制定され、今では、食の大切さを学ぶということは、生きていく上で1番大切だということを、たくさんの人が知っています。

これは、素晴らしいことだと思います。

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